
子供が「未来」を運んでくるし、子供が「希望」を連れてきます。「子宝」というように、子供が地域の宝ですね。
いま、「少子化」が国の大きな課題として議論されていますが、生まれてくる子供が少ないという前に、結婚する若者が減っているという現実があります。
いろんな事情があると思いますが、私が感じるのは、見合い結婚が以前より減っているのじゃないか、というところです。
昔はどこの町内にも「世話焼きおばさん」みたいな人がいて、独身の男女を見つけてはお見合いをすすめる、そんな人がいました。
私たちの少し上の世代くらいまでは、恋愛結婚だけではなくて、お見合いをして結婚する人もけっこういたのです。
今はその「世話焼きおばさん」があまり見当たらないようです。
映画やドラマでは、ドラマチックな恋愛が描かれます。でも、若者の誰もが、そのように恋愛し、結婚するでしょうか。
そうではありませんよね。
だから、見合い結婚する人が少なくなった分だけ、結婚しない若者が増えたとも考えられます。
もちろん、若い人たちが「結婚っていいな」「家族っていいな」と自然に思えるように、まず大人たちの努力が必要だというのが大前提です。
私は、見合い結婚の奨励が必要かなと思います。
対処療法的なことではなく、総合的な観点から、少子化対策としてできることは何かを真剣に考えていきたいと思っています。