
私は50mも歩けばすぐ筑後川、というところで生まれ育ちました。
幼いころは、母親が川で洗濯をする横で、エビやしじみをとって遊びました。
小学生になると、ゴカイを獲ってそれを餌にうなぎを釣ったり、友人と砂州まで泳いだりしたものです。
大学卒業後、就職して東京に住むようになり、久しぶりに帰省したときのことです。
西鉄電車を降りて、大善寺からバスに乗りました。やがてバスは堤防の道にあがり、雄大に流れる筑後川を見た瞬間、感動がこみ上げました。
「ここには私を育てた愛がある、ああーふるさとなんだ」と目頭が熱くなりました。
転勤のため、久留米に戻って10年以上が経ちましたが、あの時の感動は、今も私の心の中で生き続けています。
私は筑後川が大好きです。
そして筑後川を大切にしたいと思っています。